深夜の首都圏、大きな揺れ=「東日本大震災以来」「怖い」―タクシー長蛇の列

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7日深夜、首都圏の広い範囲を大きな揺れが襲った。帰宅客を乗せた電車内では緊急地震速報が一斉に鳴り響き、スーパーでは一部商品が落下し散乱。「東日本大震災を思い出した」。人々に驚きと不安が広がった。

震度5強を記録した東京都足立区のJR北千住駅では、タクシー乗り場に長蛇の列ができた。埼玉県川口市の男性会社員(44)は「地下鉄の車内で一斉に乗客のスマートフォンが鳴り響いた」と振り返った。自宅方面への路線は運転見合わせとなり、「再開を待つしかない」と諦め顔。妻と2人の子どもとはLINEで連絡は取れたが、「大丈夫かな」と心配そうだった。

駅近くの居酒屋で友人らと飲んでいた男性会社員(27)は「こんなに揺れたのは東日本大震災以来では」と驚いた様子で、家路を急いだ。

東京都中野区の西武新宿線鷺ノ宮駅。特急の通過待ちをしていた車内で、ブザー音とともに「強い揺れが来ます」と音声が一斉に鳴った。乗客は一様に身をすくめ、直後に突き上げるような揺れが襲った。ある男性客は真っ先に家族に「大丈夫?」と電話していた。

目黒区のスーパー「まいばすけっと中央町2丁目店」では、棚に並べた酒や調味料の瓶が4~5本落下して割れ、辺りに液体やガラス片が散乱。男性店員(23)は「思ったより長く、大きく揺れたので驚いた」と話した。近くのコンビニエンスストアでもカップ麺などが散乱し、店員が片付けに追われていた。

地震直後から一時運転を見合わせた川崎市中原区の東急東横線武蔵小杉駅では、駅員に運行状況を尋ねる姿が見られた。市内の50代女性は「震災を思い出して怖かった」。近くに住む女子大学生(19)は「歩いていたのであまり揺れは感じなかったが地震速報でびっくりした」と語った。

ツイッターには「テレビが落ちて壊れた」「本棚が倒れてきた」「石が上から落ちてきて当たるところだった」などの投稿が相次いだ。

地震の揺れで店の陳列棚から落下して割れたウイスキーやワインなどの瓶=7日夜、東京都目黒区地震の揺れで店の陳列棚から落下して割れたウイスキーやワインなどの瓶=7日夜、東京都目黒区

地震で電車が運転見合わせとなり、JR北千住駅前のタクシー乗り場に並ぶ人たち=8日未明、東京都足立区地震で電車が運転見合わせとなり、JR北千住駅前のタクシー乗り場に並ぶ人たち=8日未明、東京都足立区

地震発生後の東急東横線武蔵小杉駅で、運行状況を確認する利用客ら=7日夜、川崎市中原区地震発生後の東急東横線武蔵小杉駅で、運行状況を確認する利用客ら=7日夜、川崎市中原区

地震の影響による電車の運行状況を確認する利用客=7日午後、東京・JR有楽町駅地震の影響による電車の運行状況を確認する利用客=7日午後、東京・JR有楽町駅

JR品川駅で電車の運転再開を待つ人たち=8日未明、東京都港区JR品川駅で電車の運転再開を待つ人たち=8日未明、東京都港区

地震の影響で通行止めとなった首都高速道路(右側)と渋滞する六本木通り=8日未明、東京都渋谷区地震の影響で通行止めとなった首都高速道路(右側)と渋滞する六本木通り=8日未明、東京都渋谷区

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