マスクなし会食、感染リスク4倍=大人数・長時間「まだ避けて」―感染研

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会食の席に着くなりマスクを外した人が新型コロナウイルスに感染するリスクは、食べ物を口に運ぶ時以外着用を怠らなかった人の4倍―。そんな調査結果を国立感染症研究所がまとめた。

緊急事態宣言解除で行動制限が緩和され、会食の機会が増えると心配なのが感染の再拡大。鈴木基感染症疫学センター長は「リスクが高い行動は避け、家族や少人数での飲食にとどめて」としている。

東京都内5カ所の発熱外来を6~7月に受診した成人753人を対象に、発症前2週間の行動について尋ねた。全員がコロナワクチンを1度も接種しておらず、うち257人(34.1%)がPCR検査で陽性だった。

会食を全くしなかった人の感染リスクを1として比較した結果、飲食物を口に入れる時以外マスク着用を続けた人のリスクは0.98倍でほぼ同じだった。一方、着席直後に取るか着けずに飲食した人は3.92倍に跳ね上がった。料理が運ばれた時点で外してもリスクは高まった。

飲食店での滞在が2時間以上に及ぶと、リスクは1.87倍となった。酒がない席への参加ならリスクはさほど高くないが、飲酒した場合は2.18倍に上がった。参加人数でみると、5人以上での会食は、5人未満に比べリスクが1.5倍に。一方、外食でも1人なら問題はなかった。

感染研の脇田隆字所長は、会食時は「少人数、2時間以内、マスク着用」で感染リスクを減らすよう求めている。

脇田隆字・国立感染症研究所長=6日午後、東京都千代田区脇田隆字・国立感染症研究所長=6日午後、東京都千代田区

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