「土石流の教訓後世に」=発生100日で追悼式―静岡・熱海

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死者・行方不明者計27人を出した静岡県熱海市の土石流災害から100日目となる10日、犠牲者の追悼式が市内の伊豆山小学校で開かれた。

新型コロナウイルス感染症対策のため、参列者を制限し、遺族や川勝平太知事、市幹部ら79人が参列した。黙とうの後、斉藤栄市長は「復旧には時間がかかるが、経験や教訓を後世に伝え、歴史ある伊豆山を取り戻す」と式辞を述べた。終了後は一般からの献花を受け付けた。

土石流で妻=当時(70)=を亡くした田中公一さん(72)は「無念さはこみ上げてくるが、めそめそしているわけにはいかない。女房に孫たちを託されたと思っている。良いおばあちゃんだったと伝えていきたい」と気丈に話した。

土石流は7月3日午前10時半ごろ発生。これまでに26人の死亡が確認された。依然として1人の行方が分からず、県警が捜索を続けている。自宅に住めなくなるなどして、借り上げのみなし仮設住宅や災害公営住宅に入居する被災者らは、今月4日時点で98世帯に上る。

追悼式で献花する田中公一さん=10日午前、静岡県熱海市の伊豆山小学校追悼式で献花する田中公一さん=10日午前、静岡県熱海市の伊豆山小学校

土石流災害から100日目で開かれた追悼式で、式辞を述べる静岡県熱海市の斉藤栄市長(中央)=10日午前、同市の伊豆山小学校土石流災害から100日目で開かれた追悼式で、式辞を述べる静岡県熱海市の斉藤栄市長(中央)=10日午前、同市の伊豆山小学校

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