自民、静岡で敗北=岸田政権、衆院選へ痛撃―野党に勢い・参院補選

政治・外交

岸田政権発足後初の国政選挙となった参院静岡、山口両選挙区補欠選挙が24日、投開票された。自民党は山口を死守したものの、静岡では野党が候補者一本化を見送る中で議席を失い、岸田文雄首相(自民党総裁)にとって痛撃となった。

1週間後の31日には4年ぶりの政権選択選挙となる衆院選の投開票が控える。今回の補選で1勝した野党は勢いづいており、衆院選の終盤情勢にも影響を与えそうだ。

両補選は静岡県知事選と衆院選に立候補した自民党現職2人の辞職に伴って行われた。与野党とも衆院選の前哨戦と位置付け、総力戦を展開。首相は7日と21日に静岡入りし、立憲民主党の枝野幸男代表と国民民主党の玉木雄一郎代表は22日に静岡市でそろい踏みで演説した。

自民党の遠藤利明選対委員長は24日夜、党本部で記者団に、静岡での敗北について「残念ながらあと一歩及ばなかった」と語った。公明党の西田実仁選対委員長は談話を出し、「衆院選に向けて立て直したい」と記した。

一方、立民の平野博文選対委員長は談話で「与党に対する不信感が高まっていることを示唆している。(衆院選)最後の1週間を全力で戦い抜く」と強調した。

静岡では無所属新人で元県議の山崎真之輔氏(40)=立民、国民推薦=が、自民党新人で元御殿場市長の若林洋平氏(49)=公明推薦=と共産党新人で党県常任委員の鈴木千佳氏(50)を破った。

◇山口は自民勝利

山口では自民党前参院議員の北村経夫氏(66)=公明推薦=が、共産党新人で元県議の河合喜代氏(61)と「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」新人で元ユーチューバーのへずまりゅう氏(30)=本名原田将大=を下した。

投票率は静岡が45.57%、山口が36.54%で、前回参院選をそれぞれ4.89ポイント、10.78ポイント下回った。

岸田文雄首相=19日、首相官邸岸田文雄首相=19日、首相官邸

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