気候変動「大人に怒り」=ユース会議参加の日本の高校生ら―英

社会

【グラスゴー(英北部)時事】国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)が31日に英グラスゴーで始まるのを前に、政策決定者らに若者の声を届けることを目的とする「気候変動ユース会議」が市内で開催中だ。日本からも高校生ら4人が参加。未来を担う若者の間では、気候変動をめぐり将来への危機感が強まっているとされるが、高校生らは「(対策を講じない)大人に怒りを感じる」「(COPを)空虚な会議にしないでほしい」と口々に訴えた。

COP正式関連イベントのユース会議は今年で16回目。環境問題に関心を寄せる若者らが140カ国以上から集まり、28~31日の日程でワークショップや講演会に参加し連帯を深め合う。

日本からの参加者はいずれも環境運動「未来のための金曜日・日本」のメンバー。「次世代のために声を上げる」としてグラスゴーまで来た。ユース会議に続いてCOPでもデモやイベントに参加を予定している。

神奈川県の高校生、原有穂さん(16)は「(温暖化を)ここまでにしてしまった大人たちに怒りを感じる。若い人のことを考えていない」とし、「気温上昇を1.5度に抑える目標をぜひ達成してほしい」と主張。東京都の高校生、福代美乃里さん(16)は「日本にいると危機感を感じにくい。温暖化の影響を受けやすい人たちを中心に据えた政策を考えてほしい」と求めた。

東京都の高校生、岩野さおりさん(18)は「このままだと未来は絶望的。私たちの次の世代はもっと(温暖化の)影響を受ける。今何とかしないと」。仙台市の大学生、時任晴央さん(23)も「岸田文雄首相は気候変動問題に消極的に見える。(COPで)いろいろな声を聞いて、対策を実行に移していってほしい」と注文を付けた。

英グラスゴーで開催中の「気候変動ユース会議」に参加している日本の高校生ら=29日、グラスゴー英グラスゴーで開催中の「気候変動ユース会議」に参加している日本の高校生ら=29日、グラスゴー

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