自民、過半数維持=岸田政権が継続―立民不振、維新第3党へ【21衆院選】

政治・外交

第49回衆院選は31日、投開票された。自民党は公示前の276議席から減らすものの、過半数(233)を維持した。公明党と合わせ、国会を安定的に運営できる絶対安定多数の261に達し、岸田政権は継続する。野党共闘を進めた立憲民主党は振るわなかった。共闘と一線を画した日本維新の会は公示前から躍進し、公明党を抜いて第3党となる見込み。

衆院選を受けた特別国会は11月10日に召集され、第2次岸田内閣が同日中に発足する見通し。

岸田文雄首相(自民党総裁)は1日未明、党本部で記者団に「政権選択選挙で信任を頂いたことは大変ありがたかった」と表明。一方、選挙区で甘利明幹事長は敗北し、辞任の意向を首相に伝えた。これに関し首相は「本人の話を聞いた上で私が判断する」と述べた。

立民の枝野幸男代表は31日夜の記者会見で「足腰を強くしないと政権にたどり着くことはできない」と力不足を認めた。「結果を分析して参院選に臨みたい」と語った。

1日午前3時半現在、自民党は選挙区で186議席を確保。比例代表で65議席を確実にし、計251議席を固めた。立民は選挙区で54議席、比例で35議席の計89議席を確保した。

公明党は選挙区と比例を合わせて28議席を確保し、公示前の29議席の積み増しをうかがう。公示前12議席の共産党は8議席を獲得した。維新は公示前の11議席を大きく超える36議席に達した。公示前8議席の国民民主党は6議席を確保した。

社民党は公示前と同じ1議席を維持した。

衆院選は2017年10月以来4年ぶり。465議席(小選挙区289、比例代表176)を争った。新型コロナウイルス下で初の大型国政選挙で、コロナ対策や経済立て直しが争点となった。発足間もない岸田政権に加え、この4年間に国政を担った安倍、菅両政権の評価も問われた。

立候補者は現行制度で最少の1051人。投開票が現行憲法下で初めて衆院の任期満了日(10月21日)の後にずれ込んだ。内閣発足から衆院解散までは10日間、解散から投開票までは17日間でともに戦後最短だった。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 選挙 政党 日本 自民党 国会 衆議院