日英、脱炭素へ連携=経済で関係強化―首脳初会談
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【グラスゴー時事】岸田文雄首相は2日午後(日本時間同日夜)、英国のジョンソン首相と国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)が開かれているグラスゴーで会談した。両首脳の対面会談は初。脱炭素化の取り組みをめぐり連携していく方針で一致し、経済分野の協力も確認した。
岸田首相は「脱炭素を主導していく覚悟だ。共に協力していきたい」と表明。ジョンソン首相は2050年までに温室効果ガス排出を実質ゼロにする日本政府の目標を評価する考えを示した。日本の石炭火力発電の廃止についてのやりとりはなかったという。
両首脳は日系企業の対英投資が進んでいることを踏まえ、さらに関係を強化させていくことを申し合わせた。岸田首相は中国の動きを念頭に置いた「自由で開かれたインド太平洋」構想について「強力に進めていきたい」と強調。ジョンソン首相は衆院選の与党勝利に祝意を伝えた。
ジョンソン英首相(右)と会談する岸田文雄首相=2日、英グラスゴー
オーストラリアのモリソン首相(右)と会談する岸田文雄首相=2日、英グラスゴー(代表撮影・時事)
ベトナムのファム・ミン・チン首相(左)と会談する岸田文雄首相=2日、英グラスゴー
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