枝野代表が辞任表明=衆院選敗北で引責―立民、月内にも代表選

政治・外交

立憲民主党の枝野幸男代表は2日の党執行役員会で、先の衆院選で公示前勢力を割り込む敗北を喫した責任を取り、代表を辞任する意向を表明した。党内からは、枝野氏らが主導した共産党との野党共闘路線が敗因として責任を問う声が上がっていた。後任を選ぶ代表選は月内にも行われる見通しで、来年夏の参院選に向け態勢をどう立て直すかが焦点となる。

枝野氏は執行役員会で、公示前の110議席から96議席に減らした衆院選について「大変残念な結果だ。ひとえに私の力不足で心からおわび申し上げる」と陳謝。「新しい代表の下で新しい体制を構えて、来年の参院選、次の政権選択選挙に向かっていかなければならない」と述べ、10日召集される特別国会の閉幕を待って辞任する意向を明らかにした。

これを受け、立民の小川淳也衆院議員(50)は2日、取材に対し「次世代の責任は自覚しているので、決意、腹は固まっている」と述べ、立候補に意欲を示した。党内では昨年9月の代表選に出馬した泉健太政調会長(47)や岡田克也元外相(68)を推す声があるほか、馬淵澄夫元国土交通相(61)らも出馬を検討しているという。

2日の執行役員会では、代表選を国会議員だけでなく地方議員や党員・サポーターらも参加する「フルスペック」で行うことを決定。立候補には国会議員の推薦人を20人以上集める必要がある。新代表の任期は党規約により2024年9月末までとなる。

立民は衆院選を前に、政権交代が実現した場合には共産党から「限定的な閣外からの協力」を得ることで合意。同党や国民民主党、れいわ新選組、社民党と213の小選挙区で候補者を一本化したが議席を大幅に減らし、比例代表も党支持率の低迷を反映して39議席と振るわなかった。

枝野氏は17年衆院選直前に分裂した旧民進党のリベラル勢力を中心とする旧立憲民主党を結党、55議席を獲得し野党第1党となった。昨年9月以降、旧国民民主党の大半や社民党の一部と合流し、衆参両院で150人超の勢力に拡大させた。

立憲民主党の執行役員会で発言する枝野幸男代表=2日午後、衆院議員会館立憲民主党の執行役員会で発言する枝野幸男代表=2日午後、衆院議員会館

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