團十郎さん「一生懸命精進」=襲名披露興行で口上―東京・歌舞伎座

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市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿さん(44)の襲名披露興行が7日、東京・歌舞伎座で始まった。昼夜2部制で実施され、夜の部の「口上」で團十郎さんは「まだまだ未熟者で先祖の足元にも及びませぬが、一生懸命努力をし、精進をしたい」と、大名跡「團十郎」襲名の覚悟を語った。

この日、「外郎売」で初舞台を踏んだ長男の八代目市川新之助さん(9)も「ひとかどの歌舞伎役者となれるよう一生懸命相勤めます」とあいさつ。幹部俳優の松本白鸚さん(80)は「市川家は江戸歌舞伎以来の名門。新たに誕生した團十郎白猿さんにも、これからの歌舞伎を担ってもらいたい」と言葉を贈った。團十郎さんは、家に代々伝わる独特な見得(みえ)の「にらみ」も披露。満員の観客の盛大な拍手を浴びた。

團十郎さんは、家の芸を集めた「歌舞伎十八番」から、昼の部では「勧進帳」の弁慶を演じた。夜の部では「助六由縁江戸桜」の助六を勤めた。

襲名披露興行は11、12月と歌舞伎座で行い、2023~24年に各地を巡演する。「團十郎」の名跡復活は、父である十二代目が13年に亡くなって以来9年ぶり。当初20年に襲名を予定していたが、新型コロナウイルス禍の影響で延期されていた。

十三代目市川團十郎白猿さんの襲名披露興行が始まり、来場者らでにぎわう歌舞伎座前=7日午前、東京都中央区十三代目市川團十郎白猿さんの襲名披露興行が始まり、来場者らでにぎわう歌舞伎座前=7日午前、東京都中央区

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