ドラマで技術情報流出防げ=事件参考に脚本、のんさんら出演―警視庁

社会

経済安全保障の一環として、警視庁は国内企業が保有する先端技術の流出防止対策に力を入れている。公安部は産業スパイの「手口」を伝えるため、俳優、のんさんと筧利夫さんを起用したドラマ映像を制作し、9日に同庁ホームページ(HP)などで公開。幹部は「技術情報の流出防止には社員一人一人の危機感が必要だ。意識を高めてもらうきっかけとなってほしい」と期待を寄せている。

ドラマのタイトルは「PRIDE×ORDER」。企業の誇り(PRIDE)と警察の秩序(ORDER)の物語として、外国人スパイから機密情報を狙われる企業のシステムエンジニアをのんさんが、公安部の警部を筧さんが演じた。

独自の技術を持つ中小企業の社員に巧妙に接近し、情報を得ようとするスパイの姿が描かれた。完全にフィクションだが、過去の事件や国内の最新動向を参考に脚本が書かれており、「かなり現実に近い」(幹部)。

全編約30分で、警視庁のHPのほか、ユーチューブの公式チャンネル、広報課ツイッターでも視聴できる。

同庁は2021年、プロジェクトチームを設置し、延べ2500社以上にスパイの手口や技術流出対策の情報提供をしてきた。説明を受けた企業からは、社員教育に使える動画提供の要望も寄せられていた。

▽警視庁ホームページ

https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/

▽ユーチューブ警視庁公式チャンネル

https://www.youtube.com/channel/UC1VghyKU1Nb-Gs8Hv1xmaJw

ドラマでシステムエンジニアを演じるのんさん(右)と、警部役の筧利夫さん(警視庁提供)ドラマでシステムエンジニアを演じるのんさん(右)と、警部役の筧利夫さん(警視庁提供)

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