広島高裁は「合憲」=7月参院選、1票の格差

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「1票の格差」が最大3.03倍だった7月の参院選は投票価値の平等を定めた憲法に違反するとして、弁護士らのグループが選挙無効を求めた訴訟の判決が9日、広島高裁であった。西井和徒裁判長は選挙を「合憲」と判断し、請求を棄却した。

西井裁判長は、参院改革協議会や憲法審査会で選挙制度について意見交換などが行われており、格差是正に向けた国会の姿勢が失われていたとまでは言えないと指摘。3年前の前回選挙と同じ定数配分で最大格差(3.00倍)は拡大したものの、「著しい不平等状態にあったとは言えない」と結論付けた。

二つの弁護士グループが全国の高裁・支部に起こした計16件の訴訟で12件目の判決で、「違憲」1件、「違憲状態」5件、「合憲」6件となった。15日までに高裁判決が出そろい、その後、最高裁が統一判断を示す見通し。

7月参院選を「合憲」と判断した広島高裁判決を受けて、紙を掲げる弁護士=9日午後、広島市7月参院選を「合憲」と判断した広島高裁判決を受けて、紙を掲げる弁護士=9日午後、広島市

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