大手銀5社、純利益29.6%減=三菱UFJは7割マイナス―9月中間

経済・ビジネス

三菱UFJフィナンシャル・グループなど5大銀行グループの2022年9月中間連結決算が14日、出そろった。純利益の合計は前年同期比29.6%減の1兆2771億円と、2年ぶりに減少。3社が減益となった。三菱UFJは昨年売却を決めた米国子会社MUFGユニオンバンクが保有する債券の評価損が響き、7割減と大きく落ち込んだ。

三菱UFJは債券評価損を計上した結果、利益が約5600億円押し下げられた。みずほフィナンシャルグループは、前年に子会社の自社株買いで発生した特殊な増益要因の反動などで、純利益が13.4%減少した。

一方、本業のもうけを示す実質業務純益は5社合計で1兆5329億円と、前年同期から25.8%増加。三菱UFJ、みずほ、三井住友フィナンシャルグループの3メガバンクグループはいずれもプラスだった。国内外の堅調な資金需要や、米国の金利上昇を背景とした貸し出し利ざやの拡大などが背景にあるという。三菱UFJの亀沢宏規社長は14日の記者会見で「堅調で手応えもある」と語った。

米国の金利上昇に伴い、各社が保有する外国債券の評価損が拡大。3メガバンク合計の評価損は9月末で約3.6兆円と、6月末の約2.5兆円から大きく膨らんだ。

決算会見で説明する亀沢宏規三菱UFJフィナンシャル・グループ社長=14日午後、東京都千代田区決算会見で説明する亀沢宏規三菱UFJフィナンシャル・グループ社長=14日午後、東京都千代田区

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