日鉄社員自殺、労災認定=「過労、叱責でうつ病」―愛知・半田労基署

社会

鉄鋼大手「日本製鉄」(東京)の男性社員=当時(28)=が2020年に自殺したのは、過労や上司からの叱責でうつ病を発症したためだったとして、半田労働基準監督署(愛知県半田市)が労災と認定したことが17日、遺族の代理人弁護士への取材で分かった。認定は4月20日付。

弁護士によると、男性は19年10月から同社名古屋製鉄所(愛知県東海市)で大型発電設備の定期修繕を担当。20年1月には別の大型発電設備の修繕も任されるようになった。未経験の業務で労働時間は大幅に増加し、上司からも繰り返し叱責を受けた。

男性は母親に「仕事がきつい。会社を辞めたい」などと漏らしていたほか、交際相手にも仕事の悩みや不眠などを訴えていた。20年2月に会社の寮の部屋に遺書を残し、ベランダから飛び降り自殺した。

労基署は、男性が同年2月上旬にうつ病を発症していたと認定。業務量の増加で直前の時間外労働は月76時間半に達しており、上司からの叱責も重なり、発症の要因になったと判断した。

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日本製鉄本社=東京都千代田区日本製鉄本社=東京都千代田区

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