旧石器時代初の国宝に=北海道・白滝遺跡群出土品―文化審議会

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文化審議会(佐藤信会長)は18日、北海道遠軽町の白滝遺跡群から出土した旧石器時代の石器など計4件を国宝に、京都府長岡京市の乙訓寺が所有する木造十一面観音立像など47件を重要文化財に新たに指定するよう文部科学相に答申した。和風時計塔がシンボルの近代学校建築「高知追手前高等学校本館」(高知市)など建造物109件を登録有形文化財とすることも求めた。

旧石器時代の出土品の国宝指定は初。日本で最も古い国宝となる。重文の美術工芸品は1万872件(うち国宝906件)、登録有形文化財の建造物は1万3639件となる。

白滝遺跡群は、大雪山系の山麓に位置し、石器の材料となる黒曜石の全国有数の原産地にある。5センチ程度の小型剥片石器や超大型(全長36.3センチ)の尖頭状石器なども出土しており、約1万5000年~3万年前の後期旧石器時代前半期から後半期に至る石器の変遷を明瞭に追うことができる。数百点の剥片などを接合した接合資料などを含め1965点を一括で指定する。

国宝ではそのほか、いずれも宮内庁三の丸尚蔵館(東京都千代田区)に収蔵されていた東晋の書聖・王羲之の書簡を唐代に写した精巧な模本「喪乱帖(そうらんじょう)」や、藤原定家が自ら書写・校訂を行った「更級日記」の最古写本など3件がある。

北海道遠軽町の白滝遺跡群出土品(文化庁提供)北海道遠軽町の白滝遺跡群出土品(文化庁提供)

書聖・王羲之の書簡の精巧な模本「喪乱帖」(文化庁提供)書聖・王羲之の書簡の精巧な模本「喪乱帖」(文化庁提供)

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