宇宙医学研究でデータ捏造=古川飛行士が責任者―国の倫理指針違反・JAXA

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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は25日、宇宙飛行士で医師の古川聡氏(58)が責任者を務めた宇宙医学に関する地上実験で、データの捏造(ねつぞう)や書き換えなど多数の不適切事案があったと発表した。JAXAは同日、国が定める医学研究に関する倫理指針に抵触したと判断し、文部科学相などに報告書を提出した。

記者会見したJAXAの佐々木宏理事(有人技術部門長)は、「ずさんなデータ管理やマネジメントの甘さにより、研究全体の科学的価値が損なわれる結果になった」と謝罪。古川氏の直接的な関与はないとした上で「管理監督責任がある」と述べ、関係者を近く処分する方針を示した。

古川氏は来年、2度目の国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在が決まっているが、佐々木理事は「宇宙飛行士としての資質とは別」と述べ、影響しない考えを示した。

宇宙飛行士の古川聡氏宇宙飛行士の古川聡氏

記者会見で謝罪する宇宙航空研究開発機構(JAXA)の佐々木宏理事(右から2人目)ら=25日午後、東京都千代田区記者会見で謝罪する宇宙航空研究開発機構(JAXA)の佐々木宏理事(右から2人目)ら=25日午後、東京都千代田区

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