岸田首相、経済界に賃上げ呼び掛け=連合には支援アピール

政治・外交

岸田文雄首相は5日、東京都内で開かれた経団連など経済3団体の新年祝賀会に出席し、物価上昇分を超える賃上げを呼び掛けた。連合の新年交歓会にも昨年に続いて参加し、労働界の取り組みを支援する考えを表明した。賃上げに向けた機運を高め、政権の看板政策「新しい資本主義」実現につなげたい考えだ。

首相は3団体会合で「まず実現を目指すのは、成長と分配の好循環の中核である賃上げだ」と強調。「能力に見合った賃上げこそが企業の競争力に直結する。ぜひインフレ率を超える賃上げの実現をお願いしたい」と訴えた。

首相は「今年の賃上げの動きによって経済の先行きは全く違ったものになる」とし、「日本全体の賃上げを引っ張り上げるのはここにいる企業のみなさんだ。ぜひご協力いただきたい」と重ねて要請した。10分余りのあいさつで「賃上げ」に11回言及し、強い意気込みを示した。

連合の会合では、連合が今春の春闘で5%程度の賃上げを求めることに触れながら、「政府としても取り組みを後押ししたい」と約束。「賃上げを持続可能な形で構造的な賃上げとして実現」するため、リスキリング(学び直し)や成長産業への労働移動を支援する考えを示した。

新年祝賀会の会場入り口で写真撮影に応じる(左から)経団連の十倉雅和会長、岸田文雄首相、日本商工会議所の小林健会頭、経済同友会の桜田謙悟・代表幹事=5日午後、東京都千代田区(代表撮影)新年祝賀会の会場入り口で写真撮影に応じる(左から)経団連の十倉雅和会長、岸田文雄首相、日本商工会議所の小林健会頭、経済同友会の桜田謙悟・代表幹事=5日午後、東京都千代田区(代表撮影)

経済3団体共催の新年祝賀会であいさつをする岸田文雄首相(左)=5日午後、東京都千代田区(代表撮影)経済3団体共催の新年祝賀会であいさつをする岸田文雄首相(左)=5日午後、東京都千代田区(代表撮影)

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