次世代原発「十分に経済性」=30年代半ば実用化へ―三菱重工社長

経済・ビジネス

三菱重工業の泉沢清次社長は報道各社のインタビューに応じ、2030年代半ばの実用化を目指している次世代型原発「革新軽水炉」について、基本設計の8割を終えたと述べた。既存原発と比べ、安全性の向上を図るため建設費が膨らむとの見方に対しては「十分に経済合理性がある」と語った。主なやりとりは次の通り。

―開発の現状は。建設費は高くなるのか。

(基本設計は)8割くらいでき、大体めどが付いてきた。安全性を高めているが(建設費には)十分に経済合理性があると見積もっている。今の段階で細かい数字は申し上げない。

―革新炉の安全性は。

今までの知見を生かしながら、技術の進歩を取り入れる。三菱重工なら安心、安全だと思ってもらえるように技術を磨き(立地地域に)誠実に説明することが必要だ。

―政府の防衛費増額の影響は。

(防衛事業の売上高が)2倍、3倍になるレベル感ではない。大きいのは(事業の)予見性や継続性が高まること。国の方針に従って進めていく。

―20年秋に開発凍結を決めた小型旅客機「スペースジェット」事業の再開をどう考える。

(旅客機事業は)飛行機が飛んでおしまいではない。事業性があり、持続可能かどうかを見極めている。

インタビューに応じる三菱重工業の泉沢清次社長=2022年12月19日、東京都千代田区インタビューに応じる三菱重工業の泉沢清次社長=2022年12月19日、東京都千代田区

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース