不要不急110番、163万件=昨年、映像は622件―警察庁

社会

全国の警察が昨年1~11月に受理した110番は850万2927件で、緊急性のないケースは2割近い163万501件に上ったことが分かった。昨秋から始まった映像での通報は622件だった。警察庁が10日の「110番の日」に合わせて公表した。

緊急性のない通報は、「コロナワクチンの接種場所を教えてもらいたい」「酔っ払ったのでタクシーを呼んでほしい」などがあった。警察庁は、事件事故などの通報以外は警察相談専用電話「#9110」の利用を呼び掛けている。

110番時に通報者が映像を送信するシステムの運用は、昨年10月から始まった。警察の通信指令の担当者が映像が必要と判断し、通報者が同意すれば送信する。

警察庁によると、同11月までに警察が受理した映像のうち、通報後に撮影した動画は105件、静止画像が130件。保存ファイルにあった動画は28件、静止画像は359件だった。主な事案別では、行方不明者などの保護や救護が284件、交通関係が123件だった。

駐車場で当て逃げされた被害者が撮影した車両のナンバーから容疑者が判明したケースや、山岳遭難者からの通報で映像によって居場所を特定し救出した事例があった。

警察庁=東京都千代田区警察庁=東京都千代田区

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