日伊首脳、外務・防衛当局協議創設へ=ウクライナ支援で合意

政治・外交

【ローマ時事】欧米歴訪中の岸田文雄首相は10日、イタリアのメローニ首相とローマ市内の首相府で会談した。両首脳は安全保障面での協力を推進するため、外務・防衛当局間の協議創設で合意。岸田氏は会談後の共同記者発表で、「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化するため、一層連携を強めることで一致した」と述べた。

両国は先月、英国を含む3カ国で航空自衛隊のF2戦闘機の後継機を共同開発・生産することで合意した。岸田氏は「各国の産業界の協力を促し、安保協力の基礎となることを期待する」と述べた上で、「イタリアがインド太平洋への関心を強めていることを歓迎する」とした。

両氏の対面による会談は初めて。岸田氏は5月に広島市で開く先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向け、対ロシア制裁やウクライナ支援を巡る考え方を説明し、両首脳は緊密な連携を確認。メローニ氏は岸田氏の方針を支持する意向を伝え、共同記者発表で「ウクライナへの支援の手を休めることはない、と合意した」と語った。

両首脳はまた、2国間関係を「戦略的パートナーシップ」に格上げすることで一致した。

イタリアのメローニ首相(右)と共同記者発表する岸田文雄首相=10日、ローマ(EPA時事)イタリアのメローニ首相(右)と共同記者発表する岸田文雄首相=10日、ローマ(EPA時事)

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