JR東海社長に丹羽副社長=初の民営化後入社組

経済・ビジネス

JR東海は11日、丹羽俊介副社長(57)が4月1日付で社長に昇格する人事を発表した。金子慎社長(67)は代表権のある会長に、柘植康英会長(69)は相談役に就く。

1987年の国鉄民営化後に入社した世代の社長就任は、JRグループの旅客鉄道6社で初めてとなる。リニア中央新幹線の開業時期が見えない中、世代交代で心機一転を図り、局面打開を探る。

丹羽氏は人事や広報部門が長く、新型コロナウイルス禍による旅客需要の減少に対し、経営戦略の再構築などを担った。

名古屋市内で記者会見した丹羽氏は、「安全確保を最優先課題として取り組みたい」と抱負を述べた。静岡県との協議が難航し、工事が遅れているリニア計画に関しては、「密にコミュニケーションを取りながら進めていくことが大変重要だ」と強調、丁寧な話し合いを続ける姿勢を示した。

会見に同席した金子社長は、リニア工事の遅れについて「心残りだ」と振り返り、丹羽氏に対し「優れた力量を発揮し、強いリーダーシップで会社を引っ張ってほしい」と期待を込めた。

丹羽 俊介氏(にわ・しゅんすけ)東大法卒。89年JR東海入社、19年取締役、常務を経て22年6月副社長。名古屋市出身。

記者会見するJR東海の丹羽俊介次期社長=11日午後、名古屋市中村区記者会見するJR東海の丹羽俊介次期社長=11日午後、名古屋市中村区

撮影に応じるJR東海の丹羽俊介次期社長(左)と金子慎社長=11日午後、名古屋市中村区撮影に応じるJR東海の丹羽俊介次期社長(左)と金子慎社長=11日午後、名古屋市中村区

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