IDDK、シンガポールのSSTLと提携=宇宙環境でバイオ実験

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【シンガポール時事】宇宙バイオ実験を手掛けるIDDK(東京都江東区)は16日、宇宙関連の革新技術の導入・商業化などに取り組むシンガポールの非政府宇宙組織「シンガポール・スペース・アンド・テクノロジー(SSTL)」と宇宙環境でのバイオ実験に関する戦略的提携したと発表した。

IDDKは2017年創業。国が主導し国際宇宙ステーションで行われてきた宇宙バイオ実験を民間主導へ移行させることを目標としている。目標の実現のため、日本をはじめ各国・地域で戦略的パートナーとの提携を検討しており、初期段階としてアジア太平洋地域の研究機関や企業がアクセスしやすいシンガポールの宇宙機関と今回の提携に至った。

IDDKは宇宙実験の場所として有人の国際宇宙ステーションではなく、民間の人工衛星内に構築した実験室を用いる手法を推進している。構築した実験室はシンガポール専用の宇宙バイオ実験機としての提供を予定する。シンガポールを中心としたアジア太平洋地域の研究機関や企業にとって宇宙実験環境へのアクセスが容易となるほか、無人という特性から以前よりも安価で緩和された手続きと実験可能な範囲の拡大を見込めるという。

SSTLは07年設立。ハイテクエコシステム構築を目的に宇宙関連技術の普及や実証を先導している。多様な利害関係者間の提携促進も手掛けている。(了)

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