食用コオロギの生産支援=自動飼育、25年商用化―NTT東
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NTT東日本は19日、昆虫食として注目が集まる食用コオロギの生産支援に取り組むと発表した。今月から東京都調布市の同社施設内で、情報通信技術(ICT)を活用した飼育の自動化に関する実証実験を開始しており、2025年に生産支援システムの商用化を目指す。
コオロギはたんぱく質などの栄養が豊富で、飼育に必要な餌や水の量も少なくて済むという。このため、人口増に伴う世界的な食料不足解決の切り札として期待されている。
NTT東は、食用コオロギの生産・販売を手掛ける徳島大学発のベンチャー企業「グリラス」(徳島県鳴門市)と協業。遠隔制御による飼育の自動化に向け、センサーや人工知能(AI)を活用して温度や湿度、コオロギが食べた餌の量などの飼育データを収集・分析する。効率的な飼育環境を構築し、生産量拡大につなげる。
食用コオロギの生産効率化に向けた実証施設(NTT東日本提供)
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