野党「首相演説は増税隠し」=子ども政策重視を与党評価―国会

政治・外交

岸田文雄首相の23日の施政方針演説を巡り、野党は「増税隠し」(立憲民主党の泉健太代表)などと一斉に批判した。25~27日の衆参両院の各党代表質問などで厳しく追及する方針。与党は子ども・子育て政策を「最重要政策」に掲げたことなどを評価した。

泉氏は記者団に対し、首相が防衛費増額に伴う国民負担に関し、「増税」との表現を避けたと指摘。「(国民に)全然真摯(しんし)に向き合っていない。隠すのは最も姑息(こそく)だ」と断じた。

日本維新の会の藤田文武幹事長は「キャッチフレーズだけの曖昧で中身がない内容だった」と酷評。共産党の志位和夫委員長も「空前の大軍拡をやろうとしながら、憲法との関係など一切説明がない」と切り捨てた。

国民民主党の玉木雄一郎代表は、政府の増税方針に反対する一方、「賃上げの必要性がうたわれたことは評価したい」とも述べ、他の野党と一線を画した。

れいわ新選組の山本太郎代表は「売国・棄民予算に対するごあいさつ程度の内容だ」と指弾。社民党の福島瑞穂党首は「国民に向き合っていない」と語った。

これに対し、自民党の茂木敏充幹事長は記者会見で「わが国が進むべき方向性を示し、新たな時代を作り上げていく首相の強い決意が感じられた」と評価。公明党の山口那津男代表は「子育て支援策を最重要政策と位置付ける力強い方向性が打ち出された」と歓迎した。

立憲民主党の泉健太代表立憲民主党の泉健太代表

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