ガーシー氏、本会議で陳謝の意向=参院の懲罰決定受け

政治・外交

海外滞在中のNHK党のガーシー(本名・東谷義和)参院議員は27日、帰国して本会議で陳謝する意向を参院に伝えた。ガーシー氏は昨年7月の参院選で初当選した後、国会への欠席を続けている。参院が「公開議場での陳謝」を求めていた。

自身の秘書を通じ、石井準一参院議院運営委員長に「本会議へ出席し、院議に従い、陳謝文を朗読します」とした文書を提出した。これまで陳謝に応じない考えを示していた。与野党は陳謝を拒否すれば「除名」処分とすることを視野に入れている。

参院議運委員会は27日午後の理事会で対応を協議。本会議は3月初旬に開かれる見通し。

国会法は懲罰として重い順に(1)除名(2)一定期間の登院停止(3)公開議場での陳謝(4)公開議場での戒告―と定める。参院は22日の本会議で、「公開議場での陳謝」の懲罰を科すと決定。尾辻秀久議長がガーシー氏側に対し、次回の本会議への出席を命じる文書を通知した。参院側が27日までに文書で回答するよう求めた。

ガーシー参院議員(NHK党提供)ガーシー参院議員(NHK党提供)

NHK党のガーシー参院議員が秘書を通じて参院に提出した文書=27日午前、国会内NHK党のガーシー参院議員が秘書を通じて参院に提出した文書=27日午前、国会内

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