昨年のストーカー検挙、過去最多=1028件、相談も高水準―加害者の治療要請、8割拒否・警察庁
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昨年1年間のストーカー規制法違反の検挙件数は前年比91件増の1028件で、同法施行以降最も多かったことが2日、警察庁のまとめで分かった。ストーカー行為が897件、禁止命令違反が131件だった。
ストーカー事案に関連する殺人、傷害や迷惑防止条例違反といった刑法と特別法犯の検挙件数は69件増の1650件と、3年連続で増加した。住居侵入が354件で最も多く、殺人は1件、殺人未遂は10件だった。
全国の警察が受理したストーカー相談は3.0%減の1万9131件。2017年の2万3079件をピークに減少傾向にあるが、依然高い水準で推移している。
警察は16年から、加害者に精神的な治療を受けるよう働き掛ける取り組みを開始。昨年働き掛けた加害者は前年比156人増の1149人で過去最多だった。しかし、約8割が受診を拒否し、治療したのは約1割にとどまった。
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