昨年のDV相談、19年連続最多=児童虐待検挙2181件―警察庁
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昨年、全国の警察が受理した配偶者などパートナーからの暴力(DV)の相談件数は前年比1.8%増の8万4496件で、19年連続で最多を更新したことが2日、警察庁のまとめで分かった。被害者は女性が73.1%を占めたが、男性からの相談も年々増加し、前年から1819件増えた。
検挙は同122件減の8581件で、傷害致死が1件、殺人未遂が116件あった。被害者への接近などを禁止する保護命令違反の検挙は23件減の46件。警察庁によると、保護命令の発出数自体が減少傾向という。現行のDV防止法の対象が身体的DVに限られることが背景にあるとみられ、政府は同法を改正し、対象を精神的DV被害にも拡大する方針だ。
児童虐待事案では、警察の検挙数が前年比0.3%増の2181件と過去最多となった。暴行が最も多く882件、強制性交や強制わいせつなどの性犯罪が計326件。殺人は23件、傷害致死は5件だった。
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