ロシア、日本海で巡航ミサイル演習=ウクライナでも使用、日米けん制か
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ロシア国防省は3日、ロシア海軍太平洋艦隊の潜水艦「ペトロパブロフスクカムチャツキー」が日本海から巡航ミサイル「カリブル」の発射演習を行ったとする映像を公開した。映像は編集されたもので、演習の実施日は不明。声明で「(1000キロ以上離れた内陸の)極東ハバロフスク地方にある標的に命中した」と説明した。
カリブルは、ウクライナ侵攻に際し、ロシアの黒海艦隊が各地への攻撃に使用。日本海での演習は昨年4月と11月にも実施している。
発射演習を行った日本海の具体的な場所は明らかにされていないが、射程1000キロ以上なら日本列島や在日米軍基地を収めることになる。今回の映像の公開には、日本政府が反撃能力(敵基地攻撃能力)として米国製巡航ミサイル「トマホーク」の配備を目指す中、影響を受けるロシアとして日米をけん制する狙いもありそうだ。
地中海でロシア海軍の潜水艦から発射される巡航ミサイル「カリブル」(ロシア国防省が2017年5月に公開した映像より)(EPA時事)
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