笹原正三さん死去=「股裂き」でレスリング五輪金―93歳
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レスリングの1956年メルボルン五輪金メダリストで元日本レスリング協会会長の笹原正三(ささはら・しょうぞう)さんが5日午前0時11分、老衰のため東京都内の自宅で死去した。93歳だった。同協会が6日に発表した。葬儀は家族葬で行い、後日、お別れの会を開催する。
山形市出身。中大入学後にレスリングを始め、フリースタイルのフェザー級で活躍。53年全日本選手権、54年世界選手権東京大会で優勝。天性の強靱(きょうじん)な足腰を生かした「股裂き」を武器に、メルボルン五輪で金メダルを獲得した。
同五輪後に引退。日本協会強化委員長など指導者としても卓越した力を発揮し、64年東京五輪金5個、68年メキシコ五輪金4個など日本をレスリング強豪国に育てた。89~2003年日本協会会長、国際レスリング連盟(現世界レスリング連合)副会長も務め、06年国際連盟殿堂入りを果たした。
日本オリンピック委員会では副会長などを務め、98年長野冬季五輪では選手村村長。95年に国際オリンピック委員会から五輪オーダー銀章を受けた。
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