対ロ制裁、モルドバ支援で連携＝日ルーマニア首脳会談

岸田文雄首相は７日、ルーマニアのヨハニス大統領と首相官邸で会談した。同国はロシアの侵攻を受けるウクライナと国境を接しており、対ロ制裁やウクライナ支援で連携強化を確認。２国間関係を「戦略的パートナーシップ」に格上げすることについて合意した。

両首脳は共同声明で、ルーマニアとウクライナの間に位置し、ロシアの政権転覆工作が取り沙汰されるモルドバへの支援が重要だとの認識を共有。「自由で開かれたインド太平洋」実現へ協力する方針でも一致した。

共同記者発表で首相は「欧州とインド太平洋の安全保障を分けて議論することはできない」と強調。ヨハニス氏は「緊密に連携していきたい」と歓迎した。

文書署名式後、握手するルーマニアのヨハニス大統領（左）と岸田文雄首相＝７日午後、首相官邸

共同記者発表に臨むルーマニアのヨハニス大統領（左）と岸田文雄首相＝７日午後、首相官邸

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