中学「英検3級相当」6割に=新計画で目標引き上げ―中教審

社会 暮らし

中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)は8日、2023~27年度の教育施策の方針を示す新たな教育振興基本計画をまとめた。計画では5年後の中高生の英語力について、中学校卒業段階で英検3級相当以上、高校卒業段階で準2級相当以上の生徒の割合を6割以上にする目標を盛り込んだ。政府は23年度の早い時期に計画を閣議決定する。

現計画(18~22年度)ではそれぞれ5割以上とする目標を立てていた。中高生の英語力は年々伸びており、21年度時点の割合は中学卒業段階で47.0%、高校卒業段階で46.1%。

新計画では、豊かな語学力や多様性への理解があるグローバル人材の育成が重要と明記。目標達成のため、情報通信技術(ICT)を活用した学習の推進、高い専門知識を持つ教師や外国語指導助手(ALT)の配置強化に取り組むとした。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース