児童ポルノ、容疑者4割が10代=昨年の被害1487人―警察庁
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昨年1年間に児童ポルノの被害に遭った18歳未満の子どもは前年比2.0%増の1487人で、容疑者の4割が10代だったことが9日、警察庁のまとめで分かった。
被害者は中学生が最多の592人、高校生580人、小学生243人、未就学児39人だった。検挙人数は前年比64人増の2053人で、年代別では10代が905人で4割を占めた。20代が464人、30代が308人と続いた。
警察庁によると、10代の容疑者は年々増加傾向にある。高校生が最も多く542人で、中学生は215人いた。自分の画像をSNSに投稿したり、入手した画像を軽い気持ちで友人に転送したりするなど、意図せず犯罪に手を染めるケースもみられるという。
被害全体の内訳は、自画撮りが38.8%で最も多く、次いで盗撮が16.9%。小学生と未就学児の被害は盗撮が最多で39.0%を占めた。
露木康浩長官は9日の定例記者会見で「SNSの利用には加害者にも被害者にもなり得るリスクが潜む。広報啓発を通して、ITリテラシーの向上に努めたい」と述べた。
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