20歳未満の刑法犯、19年ぶり増加=凶悪犯急増、詐欺は減少―警察庁

社会

昨年1年間に警察が刑法犯として検挙した20歳未満の少年は、前年比0.5%増の1万4887人で、19年ぶりに増加に転じたことが9日、警察庁のまとめで分かった。2003年(約14.4万人)をピークに減少が続き、21年は戦後最少を記録していた。

最も増加率が高かったのは殺人などの「凶悪犯」(前年比20.7%増)。殺人は同40.0%、強制性交は29.1%、強盗は9.8%増えた。一方、詐欺などの「知能犯」は同18.7%減少した。新型コロナウイルス対策の持続化給付金などの制度が終了し、制度を悪用した詐欺の検挙人数が大幅に減ったことが要因という。

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