岸田首相「社会の空気変える必要」=福島でこども政策対話―東日本大震災12年

政治・外交

岸田文雄首相は東日本大震災から12年となった11日、被災地の福島県相馬市を訪れた。「こども政策対話」の第3弾として、子育て中の親や独身女性らと意見交換。少子化対策には社会の意識変革が必要と訴え、3月末をめどにまとめる対策のたたき台策定に全力を挙げる考えを示した。

政策対話では、子育て中の母親が夜間の医療体制や行政の支援が不足していると指摘。独身女性は数年以内に結婚したいとしつつ、「相馬市内に出産できる病院がない。市内にあったらいい」と語った。首相は「育児と仕事の両立は、周囲の理解と協力がないとできない。社会の空気が変わらないと政策も生かされない」と応じた。

子育て支援施設「LVMH子どもアート・メゾン」を視察し、こども政策対話で参加者から意見を聞く岸田文雄首相=11日午後、福島県相馬市子育て支援施設「LVMH子どもアート・メゾン」を視察し、こども政策対話で参加者から意見を聞く岸田文雄首相=11日午後、福島県相馬市

子育て支援施設「LVMH子どもアート・メゾン」を視察し、こども政策対話で参加者と意見交換する岸田文雄首相(中央)=11日午後、福島県相馬市子育て支援施設「LVMH子どもアート・メゾン」を視察し、こども政策対話で参加者と意見交換する岸田文雄首相(中央)=11日午後、福島県相馬市

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