身代金ウイルス被害が過去最多=37都道府県で230件―「二重恐喝」の手口多く・警察庁
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企業などのパソコンのデータを暗号化し、解除と引き換えに金銭を要求する「ランサムウエア(身代金ウイルス)」について、昨年1年間に警察に申告があった被害は37都道府県で230件に上り、過去最多となったことが16日、警察庁のまとめで分かった。
暗号化解除での金銭要求に加え、盗んだデータを公表するとして金を脅し取る「二重恐喝」が多くを占め、手口が確認できた182件のうち119件に上った。二つの要求が一度にあったり、指示に従って連絡した際に二つ目の要求が来たりするなど手段はさまざまという。
同庁が身代金ウイルス被害の集計を始めたのは2020年4月からで、同年は23件。21年は146件で、被害は年々増えている。検挙事例はまだない。
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