富士通、コンビニ交付システム停止=最長6月4日まで、不具合点検

経済・ビジネス

富士通は23日、マイナンバーカードを使った証明書のコンビニエンスストアでの交付サービスで不具合が相次いでいることを受け、システムを最長6月4日まで停止すると発表した。このシステムを利用する全自治体が対象で、一部自治体では既に点検を始めている。残りの自治体でも了承を得て順次対応を進める。

コンビニ交付システムを巡っては3月以降、横浜市や東京都足立区など7自治体で別人の住民票や廃印処理済みの印鑑登録証明書が発行されるトラブルが相次ぎ、デジタル庁がシステムを提供する富士通Japan(ジャパン、東京)に一時停止と再点検を求めていた。コンビニ交付を含め、200弱の自治体が富士通ジャパンのシステムを利用しているという。

コンビニ交付システムのうち、自治体に置くサーバーを利用したものは28日まで、クラウドを利用したものは6月4日まで止める。富士通は「多大なるご迷惑ご心配をおかけしていることを重く受け止め、改めて深くおわびする」とのコメントを出した。

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