岸田首相「厳しい安保環境に対峙」=防衛財源法案が参院審議入り

政治・外交

防衛費増額に向けた財源確保法案は24日の参院本会議で趣旨説明と質疑が行われ、審議入りした。岸田文雄首相は覇権主義的動きを強める中国や核・ミサイル開発を進める北朝鮮を挙げ、「戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に対峙(たいじ)するため、防衛力の抜本的強化にしっかり取り組む」と述べ、防衛費増額の意義を強調した。

自民党の北村経夫氏に対する答弁。21日に閉幕した先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)について、首相は「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守り抜く強い意志を示した」と述べた。

参院本会議で答弁する岸田文雄首相=24日午前、国会内参院本会議で答弁する岸田文雄首相=24日午前、国会内

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