岸田首相襲撃、鑑定留置始まる=木村容疑者を移送―和歌山地検

社会

岸田文雄首相の演説会場に爆発物が投げ込まれた事件で、和歌山地検は24日、火薬類取締法違反(無許可製造)容疑で再逮捕された無職木村隆二容疑者(24)について、鑑定留置を始めたと明らかにした。関係者によると、身柄は同日までに勾留先の和歌山県警から大阪拘置所に移送された。

精神科医ら専門家が木村容疑者の事件当日の精神状態などを調べる。鑑定留置期間は9月1日までで、地検は鑑定結果を踏まえて刑事責任能力の有無を判断し、刑事処分を決める。

岸田文雄首相(右から3人目)の演説会場で投げ込まれた筒状の物体=4月15日、和歌山市(目撃者提供)岸田文雄首相(右から3人目)の演説会場で投げ込まれた筒状の物体=4月15日、和歌山市(目撃者提供)

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