海自艦、旭日旗で韓国入港調整=月末の多国間訓練時
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海上自衛隊の護衛艦が今月末に韓国の主催する多国間訓練へ参加するのに合わせ、自衛艦旗である「旭日旗」を掲げて韓国に入港する方向で両政府が調整していることが分かった。日本政府関係者が25日、明らかにした。韓国側は旭日旗について「日本軍国主義の象徴」として使用自粛を求めたことがあるが、日韓関係改善の流れに沿い、掲揚を認める判断をしたとみられる。
訓練は大量破壊兵器の拡散防止を目的に31日に韓国の済州島周辺海域で行われる予定。参加するのは米軍、オーストラリア軍を含む計6カ国の艦艇で、海自は護衛艦「はまぎり」が加わる。この前後、釜山港に入港し、関連行事に参加することが想定されている。
各国軍の艦艇は国際的なルールにより、国籍を示す標識を掲示することになっている。自衛隊法施行令で旭日旗がそれに指定されており、国内外のさまざまな場面で掲げられている。
これに関し、韓国国防省報道官は25日の記者会見で、「自衛艦旗をつけて入ってくるかどうか申し上げることはできない」としつつ、自衛艦旗の掲揚自体は「それが国際的な慣例だ」と指摘した。
2022年11月、神奈川県沖の国際観艦式で航行する海上自衛隊の護衛艦(資料)
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