岸田首相「三本柱で政策推進」=再改造内閣が本格始動
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第2次岸田再改造内閣が14日、本格始動した。岸田文雄首相は午前9時すぎに首相官邸入り。記者団に「あすはきょうより良くなると誰もが感じられるような国を目指し、経済、社会、外交・安全保障の三つの柱で政策を進めていきたい」と強調した。
首相は、15日に行う予定の副大臣・政務官人事の調整を加速。物価高などを踏まえて月内に骨格を示す経済対策の検討も進める。
松野博一官房長官は記者会見で「思い切った経済対策を作り、早急に実行することが最優先だ」と指摘。2023年度補正予算案の編成について「経済対策の内容を踏まえ、しかるべき時期に検討する」と語った。
新閣僚のうち、上川陽子外相は外務省で林芳正前外相から引き継ぎを受け、「日本の国益を守り抜くこと、存在感を高めることに重きを置き、国民に理解・支持される外交を進める」と意欲を示した。首相と上川氏は近く、国連総会などに出席するため米ニューヨークを訪れる予定で、準備を急ぐ。
初入閣の加藤鮎子こども政策担当相は就任の記者会見に臨み、自身が子育て中であることに触れ、「当事者はさまざまな悩みを抱えている。聞く耳を持って施策に取り組めると思う」と述べた。
新旧外相交代式であいさつする上川陽子外相(中央)。右は林芳正前外相=14日午前、東京都千代田区
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