自転車ヘルメット着用率13.5%=努力義務後上昇、地域で差―警察庁

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自転車に乗る人のヘルメット着用率を調査したところ、全国平均で13.5%だったことが14日、警察庁のまとめで分かった。4月の努力義務化前に13都府県で調査した4.0%からは上昇が見られたが、地域によって着用率の差が大きいことが判明した。同庁は21~30日に秋の全国交通安全運動を実施し、ヘルメット着用の徹底を図る。

調査は7月、各都道府県の4カ所ずつで実施。駐輪場が整備された駅周辺で午前7時半~8時半、商店街などの周辺で午後3~4時に行った。

都道府県別の着用率では、愛媛が最も高く59.9%に上った。愛媛は2013年に関連条例を施行するなど、ヘルメット着用の取り組みを以前から進めてきた先進県という。次いで大分46.3%、群馬43.8%だった。

最も低かったのは新潟の2.4%。青森2.5%、秋田3.5%と続いており、雪や地形などの影響で普段から自転車を活用しているかどうかも結果に影響したとみられるという。

ヘルメットを着用し出動する警視庁成城署員ら=3月22日、東京都世田谷区ヘルメットを着用し出動する警視庁成城署員ら=3月22日、東京都世田谷区

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