「日本酒は工芸品」=福島県の蔵、魅力発信―ブラジル
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【サンパウロ時事】ブラジル最大都市サンパウロで15日、日本酒の魅力を発信する在サンパウロ日本総領事館主催のイベントが開かれた。福島県の金水晶酒造店の斎藤美幸社長が登壇し、酒造りは温度管理など多くの手間がかかるとし、日本酒は「工業製品というよりも工芸品だ」と訴えた。
日系人が多いブラジルでは日本食ブームに合わせて日本酒の消費も拡大。大吟醸酒の需要も増えるなど本物志向が強まっている。
斎藤社長は2011年の東日本大震災後、「福島市唯一の造り酒屋」を絶やしてはいけないと決意して後を継いだと説明。会場からは東京電力福島第1原発事故による影響に関する質問もあったが、権威のある「全国新酒鑑評会」で福島県の酒蔵が多くの金賞を受賞したとして「日本で最もおいしい酒が集まっているのが福島県だ」と強調した。
15日、ブラジル最大都市サンパウロで行われた日本酒のイベントに参加した金水晶酒造店の斎藤美幸社長(前列中央)
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