日本産魚介類の輸入7割減=全面禁輸が影響―中国

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【北京時事】中国税関総署が18日発表した8月の貿易統計(月報)によると、日本産魚介類の輸入額は前年同月比70%減の2074万ドル(約31億円)だった。減少幅は7月の33%から大きく拡大した。中国は8月下旬から日本産水産物の輸入を全面的に禁止しており、その影響が表れた。

中国政府は、日本政府が東京電力福島第1原発処理水を海洋放出する方針を示したことを受け、7月ごろから日本産水産物に対する輸入制限を大幅に拡大した。放出が始まった8月24日には日本産水産物に対する全面的な禁輸措置を発動。違反者に対しては処罰する方針も発表している。

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