ベア平均、最高の9593円=「満点」も格差拡大―金属労協中間集計

経済・ビジネス

自動車、電機など五つの産業別労働組合で組織する金属労協(3062労組)が2日発表した2024年春闘の中間集計によると、基本給を底上げするベースアップ(ベア)の獲得額は、3月末時点の中間集計で平均9593円となった。物価高や人手不足が賃上げを後押しし、比較可能な14年以降で最高だった前年同時期の5647円を上回った。ただ、大手と中小の格差は4370円と、前年同時期の1818円から拡大した。

金属労協が東京都内で開いた記者会見で、金子晃浩議長は多くの労組が高水準の回答を得られたことを挙げ、「総論としては満点と言ってもいい」と述べた。金属労協傘下で中小企業の労組が多い「ものづくり産業労働組合(JAM)」の安河内賢弘会長も都内で会見し「容認できないレベルまで格差が開いてしまった」と指摘し、価格転嫁を取引先に要請しにくい下請けがしわ寄せを受ける商習慣の見直しが必要だと訴えた。

記者会見する金属労協の金子晃浩議長(中央)=2日午後、東京都中央区記者会見する金属労協の金子晃浩議長(中央)=2日午後、東京都中央区

記者会見する「ものづくり産業労働組合(JAM)」の安河内賢弘会長(左)=2日午後、東京都港区記者会見する「ものづくり産業労働組合(JAM)」の安河内賢弘会長(左)=2日午後、東京都港区

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