不明隊員7人、死亡と判断=哨戒ヘリ衝突墜落事故で―海自

社会

東京・伊豆諸島の鳥島沖合で4月、海上自衛隊の哨戒ヘリコプター2機が訓練中に衝突、墜落した事故で、海自は11日、行方不明のままの搭乗員7人が死亡したと判断したと発表した。現場で収容され死亡確認された副操縦士を含め8人全員を1階級特別昇任とし、所属基地で葬送式を行う。

哨戒ヘリ「SH60K」2機は4月20日、潜水艦探知の夜間訓練中に連絡が取れなくなった。海自は回収したフライトレコーダーの解析などから衝突して墜落したと断定。海底地形を調べる海洋観測艦を派遣するなどして機体や不明者を捜索していたが、現場周辺は水深が5000メートル以上あり、手掛かりは見つかっていなかった。

死亡と判断されたのは、長崎県の大村航空基地所属機に乗っていた松田拓也3等海佐(35)、福留崇文3等海曹(31)、甲斐仁蔵海士長(21)と、徳島県の小松島航空基地所属機に搭乗していた板村一輝3佐(36)、山下夏輝3尉(25)、広田真海曹長(47)、堂園優作2曹(32)の7人=いずれも年齢、階級は事故当時。大村基地の西畑友貴2尉(27)も死亡確認されている。葬送式は大村基地で22日に、小松島基地で30日に行われる。

海自制服組トップの酒井良海上幕僚長は11日の定例記者会見で「優秀な技量を持つ隊員8人を失ったことはまさに断腸の思いだ。事故を再び起こさないため、原因調査に基づき再発防止策を徹底していく」と話した。

海上自衛隊の哨戒ヘリコプター「SH60K」の同型機海上自衛隊の哨戒ヘリコプター「SH60K」の同型機

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