自衛隊中堅幹部が防衛交流=軍施設など視察―中国

政治・外交

【北京時事】自衛隊中堅幹部の訪中団が28日、天津市にある中国空軍の施設を視察した。日中制服組の交流事業で、自衛隊の佐官級13人が26日に中国入りした。

27日には、北京市内にある中国軍のシンクタンク、軍事科学院を訪問し、同院の楊笑祥中将や研究員らと意見交換会を開いた。席上、団長の長岡善成1等海佐が「将来につながる交流をしていきたい」とあいさつ。中国側からは「米国のトランプ新政権発足で日本側の政策に変化はあるか」といった質問が出たという。

訪中団は、12月4日まで滞在。北京の陸軍部隊を視察したほか、広東省広州市の海軍施設なども訪れる。

28日、天津市で中国空軍の施設を視察する自衛隊中堅幹部の訪中団(笹川平和財団提供・時事)28日、天津市で中国空軍の施設を視察する自衛隊中堅幹部の訪中団(笹川平和財団提供・時事)

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