中国、捜索用で正常な行為=空自機レーダー照射
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【北京時事】中国軍機による航空自衛隊機へのレーダー照射事案を巡り、中国外務省の郭嘉昆副報道局長は8日の記者会見で、「艦載機が飛行訓練時に捜索レーダーを使うのは各国で通常行われており、飛行の安全確保のための正常な行為だ」と主張した。レーダーを捜索目的で作動させたことを事実上、認めた。
郭氏は「関係海空域での活動は国際法に合致している」と強調。「関連の行為は専門的でルールに沿ったものだ。非難されるものではない」と述べた。その上で、日本側が「中国の軍事活動を妨害し、いわゆる『レーダー問題』として騒ぎ立てている」と非難。日本に対し、厳正な申し入れと抗議を行ったと明らかにした。
戦闘機のレーダーは、捜索と火器管制で使い分けることができる。火器管制が目的だった場合、偶発的な軍事衝突など不測の事態を招きかねない。中国側には、捜索目的と説明して事態の収拾を図る狙いがありそうだ。
中国海軍の空母「遼寧」に着艦するJ15戦闘機=2018年4月(AFP時事)
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