少女の母親、台湾からタイに移送=東京マッサージ店事件
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【台北、バンコク時事】東京都文京区のマッサージ店でタイ国籍の当時12歳の少女が違法に働かされていた事件で、少女を置き去りにして台湾で拘束された母親が23日、タイへ移送された。バンコク近郊のスワンナプーム空港に到着した後、タイ警察の施設に収容された。
母親は9月にタイから台湾を訪れた後、売春に関わったとして警察に拘束され、台湾の出入境管理当局である移民署に身柄が引き渡された。日本の警視庁とタイ警察はいずれも母親の逮捕状を取ったが、台湾警政署(警察庁)は収容期限の今月末までに母親を出身国のタイへ送還するとしていた。
警政署は23日、「日本・タイ警察との協力の下」で母親を移送したと強調。今後はタイ警察で引き続き捜査が行われるという見通しを示した。
警視庁は11月、マッサージ店経営者の男を逮捕。母親に関しては、客を相手に性的サービスをさせると知りながら娘を店側に引き渡したとみている。
23日、バンコクで、タイ警察の施設に収容される少女の母親(手前)
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