放射性物質含む水漏えい=作業員の被ばくなし―ふげん

社会

日本原子力研究開発機構は23日、廃炉作業中の新型転換炉ふげん(福井県敦賀市)で、放射性物質トリチウムを含む水約20ミリリットルが漏えいしたと発表した。配管を切断した際に残っていた水が漏れたという。作業員3人が作業中だったが、すぐに現場を離れており、被ばくはなかった。施設外への影響もないという。

同社や県によると、漏れたのは原子炉補助建屋で重水を分析するための装置の配管の水。汚染防止のために仕切られた作業現場内で、放射能量が法令報告基準の約10倍に上昇した。

日本原子力研究開発機構の廃炉作業中の新型転換炉ふげん=2023年1月、福井県敦賀市日本原子力研究開発機構の廃炉作業中の新型転換炉ふげん=2023年1月、福井県敦賀市

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