柏崎原発、来年1月20日再稼働=2月末から営業運転へ―規制委に最終手続き申請・東電

社会

再稼働に向けた地元同意手続きが完了した柏崎刈羽原発6号機(新潟県)について、東京電力は24日午後、原子力規制委員会へ再稼働前の最終手続き「使用前確認」を申請した。順調に進めば来年1月20日に原子炉を起動し、2月26日に営業運転を開始する方針。

2011年に福島第1原発事故を起こした東電では初の再稼働となる。ただ、県民意識調査では再稼働に対する賛否が割れており、不安の払拭が課題となっている。

24日午後、東京都内で取材に応じた東電の小早川智明社長は「福島第1原発事故の原因企業であることを胸に刻み、福島への責任の貫徹と(電力の)安定供給の両立の使命を果たせるよう、行動と実績で示していきたい」と述べた。

使用前確認は、規制委の審査で新規制基準に適合すると認められた原発で、設備や機器などが設計通りかを確認する手続き。問題がなければ、規制委から「試験使用」の承認書が出され、実際に原子炉を起動。調整運転を続けながら最終確認を行い、営業運転に移行する。

東京電力柏崎刈羽原発6号機の再稼働に関し、取材に応じる小早川智明社長=24日午後、東京都千代田区東京電力柏崎刈羽原発6号機の再稼働に関し、取材に応じる小早川智明社長=24日午後、東京都千代田区

東京電力柏崎刈羽原発6号機=2日、新潟県東京電力柏崎刈羽原発6号機=2日、新潟県

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