タイ警察、台湾から移送の母親逮捕=人身取引容疑、東京マッサージ店事件

国際・海外

【バンコク時事】東京都文京区のマッサージ店でタイ国籍の当時12歳の少女が違法に働かされていた事件で、タイ警察は24日、少女の母親(29)を人身取引などの容疑で逮捕したと発表した。母親は容疑を否認している。母親は台湾で売春に関わったとして拘束されていたが、23日にタイに身柄を移送され、空港で逮捕された。

タイ警察によると、母親は6月に少女と一緒に来日し、マッサージ店で働かせることで同店経営者と合意した。記者会見した警察幹部によれば、母親は「家計が苦しかったため、娘を日本に連れて行った」と話しているという。

記者会見には、性的搾取を受けた女性らを支援する「パウィーナー・ホンサグン子供・女性財団」のパウィーナー代表も同席した。パウィーナー氏は、日本の施設で保護されている少女は近く帰国できる見込みだと説明した。

24日、バンコクで、タイ人少女の母親の逮捕を発表する警察幹部ら24日、バンコクで、タイ人少女の母親の逮捕を発表する警察幹部ら

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース